ダイエット時に炭水化物を抜くと体重ばっかりが減ると言われました。
何か間違っているのでしょうか?
と言う質問があったので解説していきます。
Question
ダイエット時に炭水化物を抜くと体重だけが減ると言われました。
具体的に何がダメなのでしょうか?
ダイエット=体重を減らす事ではないのですか?
Answer
ダイエットは体重を落とす事で良いので、
質問者さんの言っている事は間違ってはいませんよ。
ただ、注意しないといけない事もあるので、
解説していきますね。
炭水化物を抜く事で体重は落とす事ができます。
しかし、
炭水化物を減らす事でエネルギーが減ってしまい、
他の部分からエネルギーを持ってこないといけないので、
脂質や筋肉を減らすと言う結果となります。
ですので、
炭水化物を抜くのは良いですが、他の栄養を同時に増やしていかないと、
代謝が落ちて逆に体重が落ちにくい体になります。
炭水化物の90%以上は糖質です。
糖質はエネルギーになり、エネルギーとして燃焼しきれなかった分は、
脂肪として体に蓄積されてしまいます。
それが日本人の体なのです。
それではどうやってダイエットを成功に導いていけば良いのでしょう?
栄養はしっかり摂取して、
摂った栄養分は運動をして燃焼させ、
それ以上に運動をし体に溜まってしまった脂肪を燃焼させる事が必要と言えます。
しかし、
ここで考えないといけないのは、
有酸素運動をすると、
筋肉(タンパク質)も同時に少しづつですが消費されてしまう事です。
ダイエットをする人にプロテインを摂った方が良いと言われているのは、
筋肉も必要だからです。
筋肉が必要以上に減ってしまうと、
体の基礎代謝が落ちてしまい、
エネルギーの燃焼が落ちてしまい、
痩せにくくなると言う結果に陥ってしまいます。
ですので、
タンパク質を多く摂って、
筋肉量を減らさない様にし、基礎代謝を維持していく。
と言う事が必要なんですね。
有酸素運動はダイエットには良くないと言う方も多いのですが、
摂取した糖質を燃焼させるには有効な手立てで、
一定以上の有酸素運動を行えば、血中中性脂肪を燃焼し、体の脂肪も燃焼させる事ができるので、
私は有効と考えます。
そして、
脂肪を燃焼する事と同時に筋肉量を保つと言う意味でプロテインを摂取する事で、
基礎代謝を維持していくと言う考え方で良いと思います。
ただ、プロテインを摂取するだけだと筋肉は大きくなりませんから、
できれば筋トレも同時に行っていったら良いでしょう。
摂取した糖質を燃焼するには有酸素運動
摂取した糖質を燃焼するには有酸素運動が有効なのですが、
時間にして20分以上と言われています。
例えば、ウォーキングや自転車です。
ウォーキングや自転車を20分以上行う事で血中中性脂肪が燃焼されます。
もちろん、それ以上行えば、
今度は体に付いている脂肪を分解して中性脂肪に変えてエネルギーにしてくれるので、
脂肪燃焼効果も出てきます。
つまり、
ダイエットに有酸素運動が有効と言う事です。
筋トレでも中性脂肪を燃焼させられる
筋肉は動く事で中性脂肪を燃焼させてくれます。
ですので、
有酸素運動をしながら筋トレをする事が有効と言う事になります。
筋肉を付ける事で基礎代謝も上がってくれるので、
生活するだけでも中性脂肪の燃焼を高める事ができます。
したがって、
有酸素運動と同時に筋トレも行った方が良いよ!と言う事になります。
最終的に行きつくのは体脂肪率
体重を減らしてきた人が最終的に行く就くのは体脂肪率を下げる事に繋がっていきます。
もちろん、ダイエットとは体脂肪率を落とす事とイコールなのですが、
ダイエットを突き詰めていくと「体脂肪率をあと1%落とす!」と言い出す人が出てきます。
つまり、
筋肉量はキープか増量して、
余計な脂肪を落とす作業になるのですから、
「体脂肪率」の辿り着くわけです。
追伸、
ダイエットは茨の道です。
あまり無理をしないでユックリチャレンジしてください。
無理して急激にダイエットを行うと、
リバウンドにもなりやすいので、注意が必要です。
ダイエットを行うなら自分のペースで行っていきましょう。
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