有酸素運動によって活性酸素が増えることはありますか?

有酸素運動

有酸素運動によって活性酸素が増えることはありますか?

「運動をすると活性酸素が大量に発生するから体には良くない!」
と言う事を聞いた事があると思います。
活性酸素は工場でエネルギーを使った時に、
発生してしまう廃水やスモッグの様なものであって、
増えすぎてしまうと細胞にダメージを与えてしまい、
様々な不調を引き起こしてしまいます。

運動をすると多くの酸素を取入れる事でエネルギーを作り出すので、
結果的により多くの活性酸素が生じてしまうのはまぎれの無い事実です。

しかし、
日頃の運動や活動の強度と活性酸素量の関係を調べたところ、
普段、運動をしていない活動量の少ない人の方が活性酸素が多いと言うことが分かったのです。

実は、
運動をしていると抗酸化作用のある酵素SODが作られ、
活性酸素を消してしまうからなのです。

もちろんアスリートの様な激しい運動をすれば、
活性酸素量も更に大幅に増加してしまいます。
しかし、適度な運動をしている限り、
運動をしていない人よりも活性酸素の発生は抑えられているのです。

ですので、
時々「活性酸素を理由に運動を遠ざける方もいらっしゃいます」が、
運動しないと言う選択は間違い。
適度な運動をしながらカロテノイドなどの抗酸化作用のある食品を摂取したり、
しっかり睡眠を取るなどして活性酸素を抑える工夫は必要ですが、
怖がり過ぎる必要な全くありません。

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